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「ふれあいのつどい」への参加* * [紙芝居をしよう] * 数年前の、風薫る5月。 私は、はじめて、「ふれあいのつどい」に参加した。 * 身障者の方々とのふれあいを目的にした、つどいである。 * 「ふれあいのつどい」に参加してくれませんか? とありがたい依頼を受けたことがはじまり。 * 友人とふたり、「さて、何をしようか」と思案した。 私たちができることは? そうだ、紙芝居をしよう! ふたりの意見は一致した。 * * [友達とふたりで紙芝居を選ぶ] * まず、それぞれに、どんな紙芝居をしたいのか持ち寄ることにした。 仕事があるので、行動は別々。 * 私は、図書館に行って、収蔵してある紙芝居をすべて見た。 たくさんの紙芝居を収蔵してあることを初めて知って、驚いた。 ひとつひとつを読みながら、とても楽しかった。 * あれもいいなあ、これもいいなあ、とさんざん迷って、10作品に絞った。 *
* 友人も、同じ図書館でチョイスしてきた。 彼女が選びたいものを、私が先に借りてしまっていないか、心配した。 * ところが、心配には及ばなかった。 それぞれに選んだ紙芝居を披露してみる。 セーノ!… すると、彼女は主に「悲劇」を、 私は、主に「喜劇」を、選んできていたのだ。 ふたりで大笑いした。 * プログラムを考慮しながら、20作品を10作品に絞り込んで行った。 あーでもない、こーでもない、と迷いながらの楽しい作業だった。 *
* [衣装?小物?] * さらに、図書館では、紙芝居用の立派な木の舞台(?)を貸して下った。 * 演目が決まって、当日を想像すると、さらなるアイディアを浮かんできた。 * 衣装を決めよう。 ということで、白のブラウスにジーンズ。 トレードマークは、バンダナにしよう。 彼女は緑で、私はオレンジ。 サテンの布で、作った。
* 昔の紙芝居屋さんみたいに、飴を売ろう! ということで、飴玉を準備した。 ペットボトルを切ってバッグにして、肩に斜めがけして、売り子さんも兼ねた。 * そうそう、紙芝居をするための台も必要。 ふたりで、ダンボールの工作をした。 * プログラムも作った。 準備完了。 * * [友達とふたりで稽古する] * それから、お互いに「読み」の練習。 時間を合わせて、チェックをした。 悲しいお話には、涙が流れた。 楽しいお話には、大声でふたりで笑った。 * 紙芝居って楽しいね、ってふたりで言い合った。 * 「でもさ、当日、観に来てくれる人いるかな?」 「いなかったら、ふたりで楽しもうよ」 また、ふたりで笑いあった。 * * [ふれあいのつどい・当日] * そして、本番当日。 会場は、河川敷の公園。 想像以上に広かった。 * 空は青空。 ピクニック日和。 私たちのエリアに、人は、来ない。 * 「やっぱり、来ないね」 「いいさ、はじめよう」 私たちは、お客さんのいない芝生に向かって、紙芝居をはじめた。 * 気が付くと、ひとり、ふたり、さんにん…と、やってきた。 いつのまにか、紙芝居を観る人たちでいっぱいになった。 * * [ふれあいのつどい・その後] * その後、私は、その町を離れることになった。 * 紙芝居は、後輩に受け継がれ、その後も続いている。 * |
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